キャスト情報

映画クロサギでは、実際のドラマのキャストはもちろんのこと映画にしか登場しないキャラクターもいるため、ドラマとは異なる人気俳優などがキャスティングされました。劇場版は実際のドラマよりもお金をかけて制作されることが多いため出演するキャストも魅力がいっぱいです。

当項目では、映画クロサギに登場するキャラクターのプロフィールを振り返ると共に演じているキャストさんの詳細な情報をご紹介します。

山下智久(黒崎)

主人公は黒崎。容姿はごく普通の青年ですが正体は私利私欲のために人を騙す詐欺師たちから被害者が奪われた金銭を取り返す詐欺師です。一般的に知られる詐欺師は詐欺師を相手にすることはありませんがクロサギである黒崎は詐欺師のみをターゲットにしています。

詐欺師に騙された父親が一家心中を図った際に一人だけ生き残ったというバックグラウンドを持っており、騙した詐欺師に復讐をするために詐欺師になりました。法律に関しては高い知識ももっており、話術や演技力も持ち合わせているため、最強の詐欺師といえます。普段はアパートの大家として生活しています。

そんな黒崎を演じるのがジャニーズの人気タレント山下智久さんです。山下さんは野ブタをプロデュースやドラゴン桜、コードブルーやブザービートなど大ヒットドラマには欠かせない存在で、役者としても高く評価されています。あしたのジョーの実写版も注目されましたね。

2021年現在でこそ人気俳優となった山下智久さんですが、実は映画クロサギは劇場版としては初主演で初出演です。つまり映画俳優としてのキャリアがスタートした作品なんですね。現在では全編英語の作品に主演するためにアイスランドに留学するなど高い語学力にも注目が集まっています。

昨日報じられた女子高生との淫行情報は残念でしたが、彼の実力からして世界で活躍するトップ俳優となること間違いなしなので、そのキャリアスタートであるクロサギをぜひ見ていただきたいところです。

堀北真希(吉川氷柱)

本作のヒロインである吉川氷柱。検事を目指す法学部の学生で負けん気は強く、正義感の強い女性です。詐欺行為を断じて許さないため、主人公である黒崎に対して嫌悪感をいだいていました。

しかし、傍にいて黒崎が詐欺師になった事情や必死に生きている姿をみて人間的にも男性的にも次第に惹かれていきます。検事を目指す自らの信念と黒崎への気持ちの間で苦しむことになります。

そんな吉川氷柱を演じるのが、人気女優の堀北真希さんです。堀北さんは野ブタをプロデュースでブレイクし、いじめられっ子で根倉のイメージからスタートしたため、初期はそのイメージが強かったのが印象的です。

東京出身ですが、もともとは田舎育ちで芸能界にスカウトされた際もバスケットボール部の帰りに畑でスカウトされたというエピソードがあります。その後篤姫など大河ドラマでも活躍しますが、2016年に電撃引退します。

電撃引退の理由は結婚で、同じ俳優の山本耕史さんからの熱烈なアタックに推し負けて結婚と引退を決意したのは有名です。現在は妹のNANAMIさんが少しばかり活躍していますが、姉の芸能界復帰はないということで伝説の女優として今後とも語り継がれることでしょう。

加藤浩次(白石陽一)

本来であれば黒崎の敵であるはずのシロサギである白石陽一。しかし、白石は善良な市民を食い物にするわけではなく、人を食いものにする腐った大企業を中心に不正を行った大企業のみをターゲットにしています。

詐欺師としては変わり者で、目的が金銭的なダメージを与えるというわけではなく、社会的地位の失墜を大きな目的としている。ジェントルマンな雰囲気と人当たりの良さと信頼される性格によって長い期間をかけてターゲットの信頼を得て詐欺にかけるという用意周到さを持っています。

時に利害関係の一致から黒崎や桂木と共闘することも多く、黒崎にとっては兄貴分なところもあります。黒崎とはバックグラウンドが被ることも多く、高校時代に父親が大企業につとめており、欠陥マンションの倒壊の責任を被せられてリストラされたという過去を持つ。

また、母親をそのマンションの倒壊からなくしている点からしても、同じく家族をなくしている黒崎と似た過去といえます。大企業は社会に対して責任を持たねばならないということを掲げており、ターゲットを探しています。

そんな白石を演じるのはお笑いタレント極楽とんぼのツッコミ担当である加藤浩次さんです。ブラックジャックによろしくや人にやさしく、ブラックペアンなど複数のドラマに出演もしており、俳優としてもその力を発揮しています。

また、朝の情報番組であるスッキリの司会も務めており、芸能界のなかでもマルチな才能を持つタレントのひとりだといえます。しかし、ながら情にあつい性格から不祥事などを起こしてしまった仲間をかばったり、ある種への批判と思われるコメントなどもあることから問題に問われることも珍しくはありません。

よって2021年3月いっぱいで吉本興業とエージェント契約を解消することがわかっており、今後どのようになるかが楽しみなタレントでもあります。もしかするとオリエンタルラジオや江頭2:50のようにyoutuberになる可能性もあるかもしれません。

市川由衣(三島ゆかり)

吉川氷柱の友人であり、同じ大学に通う文学部の3年生。自身が美容品詐欺にあった際に黒崎に被害金額を返してもらったことをきっかけに黒崎に恋愛感情を抱いている。その後は黒崎に振り向いてもらうためにさまざまな詐欺の依頼を黒崎に持ち込む。

そんな三島ゆかりを演じるのは市川由衣さんです。ごくせんやH2などさまざまなドラマに出演し、人気を博している市川さん。もともとはグラビアアイドルの出身のため、スタイルもよく雰囲気も男心をくすぐります。

私生活では俳優、演出家、脚本家としてしられる戸次重幸さんと2015年に入籍しており、2021年現在は子育てを優先している状況にあるといえます。実力のある女優さんですので、今後の活躍にも期待がかかります。

山崎努(桂木敏夫)

表社会では東京のスナック「桂」のオーナー。しかし、その正体は詐欺師に情報を提供する商売人。時には情報を売るだけではなく詐欺のプランを詐欺師に売ることもある。情報を売ったり、プランをつくったりと詐欺の第一線に立つことはない。

しかし、詐欺師の業界ではかなりの有名人でこの男に目を付けたら終わりと恐れられている。なぜ詐欺師の世界から足を洗ったのかは謎とされているが、詐欺師の世界ではかなりの実力者である。黒崎からも「親爺」と呼ばれており、情報を渡す代わりに成功報酬として4割を徴収している。

黒崎とは過去に黒崎の父親をはめた詐欺のプランを立てた人物という接点をもっており、黒崎にとっては親の仇といっても過言ではない。飽くまでも表向きは利害の一致による共闘という名目でつるんでいるが、実際には黒崎を心配している様子なども見受けられるため、この限りではありません。

そんな桂木を演じるのは山崎努さんです。山崎さんといえば、松本清張シリーズや時代劇の俳優としても知られ、年配者のイメージでは必殺仕事人の念仏の鉄のイメージが強いかもしれません。

同じ役柄を演じると飽きてしまうという理由からあまり同じ役を演じたがらない俳優としても知られていますが、歳をとった今でも渋くてかっこいい俳優さんのひとりです。テレビドラマでは2018年の出演を最後に出演はありませんが、今後何かしらの機会に活躍してくれることを期待しています。

神志名将(哀川翔)

政和大学法学部出身の警察庁のキャリア官僚。現在は上野東署知能犯係の警部補をしている。実は生まれは野添という苗字であったが、叔父の進次郎が詐欺で実刑判決を受けたために、偽造の死亡診断書と出生届によって別の人間としての人生を歩んでいる。

つまり、本来の自分は既になくなっているとされ、遠縁にあたる神志名家で出生したとされている。そのような理由から詐欺事件に関してほかの刑事よりも関心をしめし、管轄外の事件にも捜査に赴くことも珍しくはない。

詐欺師である黒崎には特に敵対心をもっており、常に黒崎の口座をマークしている。また、ドベコという名のメスのドーベルマンを飼っており動物好きの一面もある。

そんな神志名将を演じるのは俳優の哀川翔さんです。彼はもともとは体育教員を目指していたのですが、体育大学への願書の出し忘れによって進学できなかったという過去をもっています。その後アルバイトライターなどを経て路上パフォーマンス集団一世風靡のメンバーとして活躍します。

俳優としては竹内力さんと共にVシネマの帝王として知られ、タレントとしても昆虫採集好きの一面が取り上げられることも多く、幅広い層から愛されています。2021年現在はCMやバラエティなどでは見かけますが、テレビドラマの出演はほとんどないようです。今後の活躍に期待したいところです。

石垣徹(竹中直人)

今回の映画の黒幕。ダイヤ付き印鑑をターゲットに与え、無断で契約書を成立させる贈答詐欺を得意とするシロサギ。オセロが趣味で、気づいた時には終わっているが口癖。自分専用の隠し金庫に現金を隠しており、海外に高飛して逃げようとしている。

そんな石垣を演じるのが今回の映画ゲスト竹中直人さんです。竹中さんは大河ドラマの秀吉や軍師官兵衛などをはじめとして、最近ではCMでも活躍しています。過去には人気アニメワンピースの劇場版にて重要なキャラである金色のシキを演じるなどアニメ声優としても活躍しています。

桶川レイコ(飯島直子)

今回の映画の被害者。シングルマザーで心臓に病気を持っている娘の桃花と暮らしている。娘のために女社長として奮闘してたが、取引の相手であった石垣の贈答詐欺にひっかかり全財産を騙し取られてしまう。

そんな桶川レイコを演じるのが飯島直子さんです。飯島直子さんはそのスタイルの良さからもともとはレースクイーンやヌードモデルとしても活動していました。その後女優としての活躍もあり、脚光を浴びています。

2021年現在はテレビでみることも少なくなりましたが、まだまだ活躍が期待できるタレントさんですので今後の活躍が楽しみです。